cozy-nest 小さく整う暮らし

男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

羽毛は循環資源。グリーンダウンプロジェクトで、服を賢くリサイクル


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先日、NHKのニュースで知った「グリーンダウンプロジェクト」。
古いダウンジャケットやコートなどのダウン=羽毛を、リサイクルできる、というお話が紹介されていました。


始まった“羽毛”のリサイクル|けさのクローズアップ|NHKニュース おはよう日本


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http://www.gdp.or.jp/





生きたまま丸裸にされているガチョウたち




以前は高級品と思われていたダウン。
ユニクロなどのファストファッションなどがお手頃な値段でダウンの服を供給するようになり、ダウンの需要は年々伸びています。

以前は、ガチョウの羽の行く先は、食用のガチョウから出る副産物の利用法となっていたそう。それが、需要と供給のバランスが急速に崩れているそうです。

画面には、生きたまま丸裸にされて飼われているかわいそうなガチョウたちの姿。。。






ダウンは循環資源なのです

実は、ダウンは、資源として再利用できるのです。
「グリーンダウンプロジェクト」は、アルミや鉄やペットボトルのように、利用済みのダウンを回収、洗浄して、再利用して、また服に生まれ変わらそうという取り組み。

今、世界の羽毛供給量は減少を続けています。
羽毛は洗浄、精製加工することで新毛よりもきれいな「再生羽毛」として生まれ変わります。
一企業の技術だけでは、「羽毛循環サイクル社会」は実現できません。羽毛に関わる企業や団体をはじめ、一般企業・団体、地域社会、そして生活者一人ひとりの理解と協力で作るリサイクル羽毛流通システム。 それが、Green Down Projectです。

グリーンダウンプロジェクト | Green Down Project | 羽毛が変われば、世界が変わる。

グリーンダウンリサイクルプロジェクトは、限りある資源であるダウン(羽毛)を回収、精製し、「GREENDOWN」という名称で、ダウンウエアをはじめとする新たな製品の原料として利用するプロジェクト。ダウンを焼却する際に発生する二酸化炭素(ダウン1kgで約1.8kgの二酸化炭素を排出)と、原産国から日本に送られる際の二酸化炭素を抑えられます。

http://www.goldwin.co.jp/greenisgood/greendown/






www.gdp.or.jp


羽毛回収方法のご案内 | グリーンダウンプロジェクト | Green Down Project


アーバンリサーチや、三陽商会、ユナイテッドアローズ、西川リビング、パタゴニアなど、名だたる企業が協賛しています。NHKでは、パタゴニアが取材を受けていました。
パタゴニア:素材とテクノロジー:トレーサブル・ダウン・インサレーション


いつも買っているあのブランドもやっているかも?協賛企業はこちら



服のリサイクルに取り組む企業

ユニクロ、GUが取り組む「全リサイクル活動」

ユニクロは、服をリユース、リサイクルするために回収しています。店舗にも回収ボックスが置いてありますね。

2006年に活動を開始した当初は、工業用繊維などの「材料」としてのリサイクルを考えていましたが、お客様からお預かりした衣料のほとんどがまだ着られる状態であったこと、「服」は「服」のまま役立てたいとの思いから、リユースとして世界中の服を必要としている全ての人へお届けする活動を開始しました。

「世界を良い方向に変えていく」というCSRビジョンのもと、私たちは挑戦を続けます。

http://www.uniqlo.com/jp/csr/refugees/recycle/



無印良品のリサイクル活動「FUKU-FUKU プロジェクト」

無印良品は循環型社会を目指す企業として、自社製品のリサイクルを重要なことと考え、2010年からFUKU-FUKU(ふくふく)プロジェクトという企業連携プロジェクトに参加しています。
長年お客様に愛用していただいた無印良品の服やタオル、シーツを含む繊維製品を回収し、資源としてエネルギーにかえていく先端技術を駆使した取組みです。

対象商品:無印良品の衣料品全般(下着を除く)・タオル・シーツ・カバー類など

http://www.muji.net/mt/contact/shop_info/028620.html

FUKU-FUKUプロジェクト 無印良品

MUJIパスポート会員なら、1000マイルポイントがプレゼントとして付与されます。
以前は、衣類の10%OFFクーポンがもらえました、今はもうやっていないのかな?

天然素材って、きこえは良いけど、犠牲になっている動物たちがいる。肉食だってそう。
でも、必要なら肉を食べ、革も摂るのが人間。
必要以上に作らず、必要なら大切に、最後まで使って、またリサイクルに回したいと思うのです。