リビングルームと聞いて、どんな部屋を思い浮かべますか?
大型テレビの前に、心地よい大きなソファ。ソファの前にはコーヒーテーブル。
床はフローリングで、ソファの前にはラグが敷いてある。
「リビング」というと、なんだか洋風なイメージが浮かびます。
では、お茶の間というと、どんな絵が浮かぶ?
私が真っ先に思い浮かぶのは、サザエさんの家のお茶の間。
おそらく、8畳ぐらいの和室で、円形のちゃぶ台。
今はない、足つきのテレビが置いてある。
どちらのお部屋も、心地よさそうです。
畳なら部屋じゅうが居場所になる
床座の生活は、それほど家具がいりません。部屋がそれほど広い必要がないし、畳敷きなら部屋中ラグを敷いているようなもの。畳に直接座ることもできるし、抵抗があるなら、座布団を敷けばいい。部屋のあちこちで居場所が作れるんです。
毎朝、ヨガもどきをしていますが、薄いバスタオル程度のものがあれば事足りるので、ヨガマットもなし(あまり本格的なポーズを取っていないせいもあります)。
我が家は無印の座椅子とごろ寝マットをひとつずつ。
ごろ寝マットは、座椅子の上が定位置ですが、マットを広げて、子どもたちが並んで座ったり、ゴロンと横になりながらマットの上でゲームをしたり。柔軟な使い方ができます。
もちろん、IKEAのカタログが提案しているような、ソファ生活を充実させる方法も良いのですが、
これには、広いスペースが必要になってしまいます。
我が家は5人家族なので、二人がけソファが3台ぐらい必要になりそうです。
モノが多くて、管理で疲弊していた
リビングは家族が集い、くつろぐ場所。
でも、以前の家で、ソファがあることによって、よりリラックスできずに疲弊している自分がいることに気がつきました。
引っ越しが決まってから、ソファはフリマで売りました。ソファがなくなってから、子どもたちが床で伸び伸び遊べるように。そして、掃除が格段に楽になりました。床の下から埃にまみれた子どもの靴下(なぜかいつも片方だったりする)や、ソファのシートの隙間に挟まったBB弾(おもちゃの鉄砲玉)に、いつも悩まされていたのから、解放されました。
リラックスする方法に、正解はありません。人によってリラックスできる状況は異なるし、年齢や家族構成によっても変わります。
ソファやベッドなどの大型家具を手放し、管理や手間がラクになりったことは、拙書「3人子持ち 働く母の モノを減らして 家事や家計をラクにする方法」にも書かせていただきました。
そして、そもそも、広いスペースが不要なら、家も狭くてもいいかもしれない、ということも。
約4畳ほどの次男の部屋。お布団をたためば、広く使えるから、不便を感じません。
床座の暮らしを見直すのもいいかもしれない
私の住む地域では、5階建のいわゆる団地の建物がちらほら残っています。元は、2DKや、3DKなどの間取りが大半。広さは、40〜60m2ぐらいのものが多いようです。最近のマンションのように広くはなかったけど、そこで4人や5人家族が普通に住んでいました。建築された当初、居室はほとんどは和室だったからです。そこに洋家具を入れたりすると、途端に狭くなり、住むには不十分な広さになってしまう。
UR(旧住都公団)では、近年、空き部屋を現代風にリノベーションされたお部屋を貸し出しています。広さは変わらないので、間取りは1LDKや2LDK。二人暮らしや小さいお子様との3人暮らしぐらいならできますが、年頃の子どもと4人、5人ではさすがに厳しいかな。
目指すインテリアがホテルのスイートルームなら、広いスペースが必要だけど、旅館の一室でもいいんじゃないかな?と思ったりします。
一つの部屋で、座卓を広げてご飯を食べる。同じ部屋で、座卓を片付け、布団を敷く。普段の暮らしに毎度、座卓を片付けるのは面倒だけど、和室があれば、来客時には布団を敷くことも可能。
もちろん、寝室を布団を使えば、お布団を片付けている昼間は、そのお部屋を別の用途に使うことが可能です。我が家が決して広くないけど、それほど狭く感じないのは、畳を最大限に利用して、大きい家具を置いていないからなのです。
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