今年もお味噌を仕込みました。
味噌作りって、結構めんどう。
でも、お味噌が無くなると、なんとなく寂しくなって、また作ってしまうんですね。手前味噌とはいいますが、安心で美味しい味噌が自分でも作れるっていう自己満足もあります。
小さいキッチンだけど、なんでもできますよ
家でお味噌を仕込むときは、なんとも言えず贅沢な時間です。
友人と一緒にお味噌づくり
年度末、公私ともに忙しいので、今年も材料は買ったものの、作るのを見合わせようかと思っていましたが、友の会の最寄りのTさんが手伝いに来てくれました。
家じゅうに美味しそうな糀の香りがふわっと広がって。
子どもはこういうの大好き。あったかくてやわらかい糀の感触、楽しいみたいです。
友の会では、毎年ボランティアで味噌作りの講習会をしています。
Tさんのおかげで、手早く、楽しくお味噌を仕込むことができました。
お味噌のレシピ
材料
大豆1.5kg
糀1.5kg
塩500g
蓋用塩 500g
作り方
1 大豆をよく洗い、3倍の水(4.5L)の水に一晩漬けて火にかける。
2 1時間半ぐらいで一気に炊く。あくをていねいに取る。
アク取り名人
3 乾燥糀に300ccの水分(大豆の茹で汁をさましたもの)を加え混ぜる。これを塩きり糀という。
4 3に、500gの塩を手で揉むようにまぜておく。
5 豆が指でつぶれるようになったら、ざるにあげ、熱いうちにつぶす。煮汁はとっておき、煮詰める。
6 豆がつぶれてある程度さめたら4の糀にまぜて、5の煮詰めてさました煮汁もまぜ、一握りずつ団子にする。中の空気を押し出すように。
7 容器は洗って乾かし、焼酎またはエタノールで拭いておく。
8 容器に団子を一個ずつしっかりおさえながら詰める。
9 入れ終わったら上を平らにし、焼酎で拭く。周囲もよく拭き、ラップを貼り、塩蓋を乗せる。(さらしを袋状にして、なかに塩蓋用の塩をつめて、袋を乗せるとよい。)
10 紙ぶたをして風通しのよい、火の当たらない場所に置く。夏を越すと美味しくなる。
いろいろな方法、我が家の場合
・他の分量に対し、糀を1kgでもよい。その場合は、3で加える水分は200ccにする。配合を変えて、味の変化を楽しむのもよいですね。
・潰すのはシンプルにポテトマッシャーでも。量が多い場合は、ブレンダーを使って。私は、バーミックス、フードプロセッサーを使ったことがあります。バーミックスは、結構時間がかかります。今はフープロオンリー。
・実は、レシピ通りに茹でるのは初めて。昨年までは、圧力鍋を使っていました。圧力鍋は、加熱時間は短くて済みますが、分量が多いと何度もくりかえし加熱する必要があります。時間がかかるけど、今回のように大きい普通の鍋で一気に炊くほうが、手間は楽でした。
・圧力鍋をつかう場合は、途中であくを取り除けません。この辺はどう味に影響があるのか、楽しみです。
・焼酎は、アルコール度数の高いものを。果樹酒用のホワイトリカーがおすすめ。今回、エタノールを使いましたが、割高でした。
怪我の手当てじゃないです
・いつもは、琺瑯容器にいれるけど、今年は試しに一部食品保存袋(ジップロック)に入れてみました。食品保存袋だと、麹が呼吸できないけど、ちゃんと発酵してくれるのでしょうか?実験実験。
・本当は寒い時期に作るのが理想。私は2月の終わりに作りました。すこし遅めです。以前、なかなか時間が取れなくて、4月初めに仕込んだことがありましたが、ちゃんとできました。
一ヶ月後、開けてみた
そして、一ヶ月経ちました。
ジップロックのほうを見てみると、
すこしだけ色が茶色く変化している?
表からみると、すこし空気が入ってしまっています。
でも、いまのところカビてはないみたい、ほっ。
実はこれ、野田琺瑯ではありません。他社のもの。
琺瑯が欠けています汗
野田琺瑯のストッカーも持っています。
野田琺瑯はコーティングが違うのか、このお味噌を入れている容器より頑丈です。
秋になり、熟成するのがたのしみです。
無印の、かんたん 手前味噌キット。
気軽に、500gのお味噌が作れます。この量なら、ブレンダーなしでポテトマッシャーかへらがあれば作れます。大豆もすでに煮てあるから、とっても簡単そう。
紙箱が容器になっているから、容器を別途用意しなくても大丈夫。お試しでお味噌を作ってみたい人、いかがでしょうか。
無印のネットストアで、作り方の詳細が分かる動画も配信されています。
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