「ハードルの高い料理」ってありますよね。
材料をたくさん揃えなければならないお料理。下ごしらえに手間かかかる材料。作ってすぐに食べないと美味しくないお料理。調理に時間がかかる料理。
もちろん、これらを「家では食べない」「外だけで食べる」「買ってきちゃう」「そもそも食べない」というのも、解決法の一つ。
「ハードルの高い料理」をどうしても家で食べたい!という場合は?
たとえば、下ごしらえに手間がかかる材料。
私の中では、ゴボウはかなりハードルが高い部類。
泥を落とす、アクを出す、切るのも硬いのでささがきにするけど、それも結構大変。
解決法としては、
・泥をすでに落としてあるゴボウを入手する
・アクも食味のうち、と思い、アクを取らない
・ささがきや千切りは大変だから半分に切ってから薄くななめ切りにしてしまう(←これ早く切れます)
などなど。その時の忙しさに合わせて、全部取り入れたり、でも時には丁寧に作ってみたり、いろいろです。
特に、我が家のように作る量が多い場合は、1工程を簡単にするだけでも時間が全然違ってきます。
もう、冷凍のゴボウを入れる、なんていういのもアリだとおもうんですが、冷凍ゴボウだとどうしてもゴボウの風味が抜けてしまって、「見た目だけごぼう」というのが多いので、冷凍ゴボウをかうなら、もう最初からゴボウ入れない、なんて選択肢もありますね。もちろん、味には影響しますが。
(ごぼうが苦手な子どものいる家庭なら、こっちのほうがいいかもしれません。)
今日は筑前煮風煮物。
筑前だき・・・
私の中では、ハードル高めのメニューの一つ。
(・・・以前にも記事にしたことがあるような。)
というのも、
・材料をたくさん揃えなければならない
・下ごしらえに手間がかかる材料がある(ゴボウ、こんにゃく、レンコン)
・調理に時間がかかる(煮物なのですぐにはできない)
だから、平日に食べたいなら、週末にその下ごしらえを始めるのが我が家。
こんにゃく茹でておく。
レンコンゴボウは切って水につける。
干し椎茸は水に戻す。
人参、鶏肉切っておく。
などをやっておき、
食べる日の前夜か朝に、
材料を炒める
ところから始めます。
前夜のところで90%は完成している感覚ですね。
炒めるだけなら、朝ごはんの片づけをしながらできます。
湯気でレンズが曇ったままとってしまい、お見苦しい点申しわけありません。
味を付けて煮込むところは、
鍋帽子にいれてほったらかし。
時間が美味しくしてくれるから、手間はかからない。
(すみません、ほかのものも写り込んでしまってますね)
帰宅後は味がなじんでいるので、すこし煮詰めて完成。
家庭料理だからできること。
そうそう、こちらあえて「筑前煮風煮物」としています。
というのも、肝心の筍が入っていない。
家で揃えやすい材料で作ってしまったので、本物の筑前煮ではなく、筑前煮「風」になってしまったけど、まあいいじゃないですか。
家族が、「筍がはいってないなんてありえない!」とか言わなければ、これもありです。
材料を代替したり、一部省略、というのも、りっぱなハードルを下げる手段です。
そういうところが許されてこそ家庭料理だと思うのです。
プロがつくるお料理とは別でいいんです。
筑前煮がもつ、別のハードルの高さ。
筑前煮は、それ自体が根菜の下処理が面倒というのもあるんですが、ほかにもハードルを高くする要因があります。
というのは、
手間がかかって、肉(鶏肉)もはいっているのに、「副菜」にしかならない。
ということ。
つまり、ご飯、味噌汁、筑前煮というメニューだと、我が家の場合「あれ、主菜は?」となってしまうのです。
どうしても、お魚料理が別途必要になってきたりします。
同じように、肉じゃがなども、それだけじゃ「主菜」にはなりえない。
あと、コロッケなんかもとても手間がかかるのに「主菜」にならないメニューです。
もちろん、筑前煮や肉じゃが、コロッケを主菜にするのはいいと思うんです、家族が満足すれば。
あくまで、くいしんぼう我が家でのお話です(^_^;)
この日のメニューは、
・ごはん
・豚汁
・ほっけの塩焼き(←焼くだけ、簡単)
・筑前煮
・小松菜のお浸し(←盛りつけるだけ)
でした!