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男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

【留守でもまわる家】子どもの基礎家事力をUPする。


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「お手伝い」ではなく自分のことは自分でできるように

我が家では家事をメインでしているのは私。子どもたちには、時折手伝いはさせていますが、とくにやっているほうではないと思います。我が家では、分担をして家事をシェアするというより、皆が自分のことは自分でやる、というスタイル。分担するより押しつけがましくありません。

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我が家は、私がメインで家事をやっていますが、目標は、私がいなくても、全ての家事を家族が代わりにできるようになること。それによって、私がラクすることもできますが、それ以上に、家族の自立を促したいからです。


夏休みは新しい「お手伝い」を始める絶好の機会

今年の夏、子ども達が決めたお手伝いはこちら。

小学生3年の三男には 朝の布団あげ
中学生の次男には 毎日の掃除機がけ

いずれも、とても簡単で、5分ほどあればできてしまう家事ではあります。

夏休み、子どもに「これだけは」お願いしていること(難易度:低) - cozy-nest 小さく整う暮らし


いろいろなお手伝いを少しずつやってもらうのもよいですが、何回もおなじことを繰り返しやってもらうことで、より丁寧にやる技術や、より早くできる工夫ができるようになります。


料理し慣れない子に、たまにご飯を作ってもらう、となると、つきっきりで面倒を見ないとしあがりません。そうではなくて、お皿を下げる、水を計ってもらう、お米を研いでもらう、など、1分、最長でも5分ほどあればできることをちょっと時間があるときにやってもらうのが、基礎家事力を付けるコツだと思います。

というのも、ほとんどの家事は、1~5分ほどの細切れの動作の連続だからです。逆に、それ以上にかかることなら、手順が悪すぎるか、家事導線が悪いか、家が片付いていないなど、時間がかかりすぎる別の原因を取り除くことが先決でしょう。


あまり台所に立つのが好きじゃない子には、盛つけをお願いするとか、味見をお願いする、テーブルセッテイングをお願いするというところから初めてもいいんです。


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こういうのは小さい子は粘土と同じように楽しんでやってくれます。


便利な家電や道具も、躊躇せず使う。


家電をつかうことに、抵抗がある人もいるでしょう。
家電を使うと、主婦の怠慢を指摘したり、またなんだか後ろめたい気がする人もいるのではないでしょうか。

とはいえ、今、どこの家にもある冷蔵庫や洗濯機も普及する前は同じだったはず。

そして、家電は、「このビデオ見てから」とか「ゲーム終わってから」なんて言わないし、そしてイヤな顔もせず、くるくるとご機嫌で動いてくれます。全てを機械任せにするのは難しくても、機械を利用することで20分かかる掃除が5分で終わる。5分で終わるから子どもたちもやってくれる、なんていう家事を家族でシェアできることが増え、家族が機嫌よくすごす時間が増えればよいな、と考えています。



夏は朝に出る時間の遅い次男には毎朝の掃除機がけをお願いすることにしました。
これも、いつも床にものが置いていなくて、床の面積も小さく、さっととりだして使える掃除機があるから。


そして、三男の布団上げは初挑戦。布団を敷くのは、普段は三男の毎日の仕事になっているのですが、布団を上げるのは、少し力がいるので、小さすぎる子には難しい。3年生でようやく任せられるようになりました。

わが家の敷き布団は、立てて収納できる機能性の高い敷き布団。毎日の布団の上げ下ろしは大人でも力を要するものですが、軽い、または収納しやすい布団ならその労力はおそらく5分の1程度だと思います。

わが家でも何種類か敷き布団を色々試しましたが、一番上げ下ろしの楽なのは、三つ折りの布団。
これを、床を滑らせて立てたまま収納すれば、持ち上げる必要がないので小さな子やお年寄りでもできます。
もし、我が家の布団が普通の布団だったら、まだひ弱な3年生には任せられないし、おそらく面倒すぎて中学生に頼んでもやってくれないと思います。

面倒なことは、やりたくない、それは子どものお手伝いに限りません。
私だって、面倒なことはやりたくないです。

仕組みを簡単にすることで、家事の全体の労力を減らすことができるし、簡単だから家族も手伝ってくれる、一挙両得です。


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簡単なことからだんだん難しいことができるように


簡単すぎることは単調でつまらないから、子どももやりたがりません。
また、難しすぎることも、また任せられないので無理。
年齢や、その子の興味にあったお手伝いを選ぶ、そして、選ぶ時にはできるだけその子の希望することをお願いして、「やりたい」ことを汲むのがコツ。

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おままごとの延長です

先ほども書きましたが、普通の重たい布団あげは3年生には難しいです。
布団が普通の大きさなら、中学生になってからの方がいいでしょう(大人でも重たいと感じる布団なら)。


テーブルを綺麗に拭くのも、簡単そうで意外と難しい。
保育園児、幼稚園児なら、汚れをより広げてしまってこっちがイライラしそう。
食べこぼしがあったら、ティッシュや手でつまんで捨てる、ぐらいをやってもらい、仕上げはもう少し大きい子かお母さんがやる方がストレスがたまりません。


浴槽掃除も、わが家では5年生ぐらいからです。
よく、小さい子にお手伝いしてほしい家事の一つかもしれませんが、浴槽の掃除は身体が大きくなってからの方が何倍もラクです。
我が家のお風呂の構造では、小さい子がお風呂掃除をするとなると下半身はパンツ一丁になって浴槽の中に入って頑張らないと綺麗になりませんが、ある程度手が長くなれば、靴下を濡らさず洗い場から浴槽を洗える構造なんです。
下を全部脱いで浴槽掃除より、靴下を履いたまま洗える方がずうっとラク。


小さい子にとってとっても難しいことでも、大人になったらかなりラクにできることってたくさんあります。
そういうことは、大人にとって簡単にできることでも、小さい子にとってはとっても面倒なんです。そういう家事は、子どもにやってもらい、「家事って大変」と思わせるよりも、大きくなってからやってもらって「僕でも楽勝」ぐらいに思ってくれる方がずっといいと思うんです。


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お小遣いやもので釣るのはダメ?

お手伝いをボランティアとして「無償でやってもらう」のが理想です。
「お小遣い制」を導入して有償でやってもらうのは、賛否両論あると思いますが、わが家では「有償」もあり。

というのも、そもそも、働いたら報酬を頂くのが社会の仕組みだし、価値を提供することに対して感謝の印が報酬という形で存在するのも事実の一つだからです。

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細かい掃除が好きな子には細いところをお任せ。ジュースやアイスなど、食べ物で釣ることも...

私だって、家事でも仕事でも、終わった後でゆっくりと美味しいコーヒーを淹れる、というのをご褒美にして頑張ることが良くあります^^;




そもそも、理想論を述べても、その理想に一向に近づけなければ意味がありません。

お手伝いの場合だと、「無償なら結局誰も手伝ってくれない」というケース。

本来なら、「忙しいお母さんを手伝ってあげたい」という動機で手伝ってくれるのが一番だとは思いますが、そんなことを期待しても、きっと今の何十分の1もやってくれそうにありません。

それなら、報酬制にして、家事を協力する機会を多くする方が、子どもの家事力も上がるし、お母さんはラクになるしで一石二鳥です。







10日間家を留守にしても家は綺麗なままでした

今年は、夫と長男を残して10日ほど家を留守にしました。帰宅しても、相変わらず部屋は整ったまま。
トイレ以外は、家は綺麗なままでした。なお、夕食は自炊してもらい、お昼はお弁当はなしで外で食べてもらっていました。
と言っても、半分以上は夫がやってくれていたようですが。


「私がいなくてもいざという時まわる家」が理想です。

長男は、一人暮らしも全然大丈夫です。
次男、三男はまだまだですね。。。

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