キャンプなどのアウトドアのアクティビティに憧れます。
でも、夫は全くの無関心。普段は仕事で忙しく、土日もあまり家にいない夫。たまに、家で休んでいる夫を誘っても「面倒くさい」と言われます。仕方がないので、子どもが生まれてから、私一人ができる範囲で、子ども達を外に連れて行ったりしています。
小学校の休みの日、ママ友から「焚き火」に誘われました。
「BBQ」じゃなくて、「焚き火」です。ただ、火を焚くだけ。でも、なんだかちょっとアウトドア気分が味わえそうでワクワクします。
子ども2年生から5年生の子どもたち(全員男子)8人、母たち3人で、近くの大きい公園へ。
休みの日は、BBQで賑わう公園の広場も、平日なのでとても穏やか。
火を起こすのに試行錯誤。
焚き火って、どうするんだろう?
誘ってくれた友人が、薄いバッグから取り出したのは、その名も「焚き火台」。
こんな折りたたみ式の台に、
これも折りたたみ式の台を乗せて。使い込んでますね〜
大きい焚き火台ですが、折りたたみ式なので、コンパクトに収納できるんです。広げたらこんな感じ。この真ん中の網の部分に、たきぎや炭を入れて燃やします。今日は、お芋掘りでたくさん取れたさつまいもを焼いて、焼き芋にします。
まず、子どもたちに、燃料の薪となる、太めの枝を探してきてもらいます。
こういう時でも、子どもたちは競って、たくさん集めてきてくれますね。可愛いです。
枝を燃やした炎を使うのではなく、薪を炭にして、その炭でお芋に火を入れるので、太い枝のほうが良いのです。でも、細い枝も、太い枝の焚き付けになるので、それはそれでOK。
丸めた新聞紙を焚き付けにして、点火。バーベキューの時などは、着火剤を使ったりするけど、この日は「焚き火」そのものが目的でもあるので、ゆっくり火をつけるために着火剤は使いませんでした。
大人は基本的に見守り役で、子どもたちに任せます。ようやく炎が上がってきましたが、なかなか太い枝が炭化しません。追加の枝を探してきたり、枝の盛り方をあれこれ工夫してみたり、うちわを使って空気を通してみたり。子どもたち、試行錯誤。
ようやく一部が炭になってきたので、
濡らした新聞紙に、お芋を包んで、さらにアルミホイルで包んだ物を載せていきます。
すごい量のお芋^^;
お芋を焼いている間、持ってきたおにぎりを食べたり、散策したり。おにぎりをアルミホイルに包んで、焼きおにぎりにしたり。人口の小川で早速濡れた子数名。子どもたちは入れ替わりで、火の回りに集まって、火の番です。
ようやく焼けたお芋。焼けるのを待つ間も楽しみですが、食べるのは無論もっと楽しみ^^
大人は、火で沸かしたお湯でコーヒーを淹れました。外で飲むと、なぜか美味しい。
私が幼い頃は、まだ住宅街でも野焼きができる寛容さがあって、家の庭の枯葉を集めて、焚き火をしていたことがありました。(今では考えられませんが)
現在では、焚き火はおろか、炭を扱うのもバーベキューや焼肉をするときぐらい。生の火が、非日常となってしまいました。家がIHコンロで、本物の火を見るのは誕生日のろうそくぐらい、という子もいるそう。
ヒトは、火を使うことによって、進化を遂げたと習った覚えがありますが、進化しすぎると、また火から遠ざかっていくのでしょうか?
そうは言っても、火って、何かしら魅力があります。
パチパチ火がはぜる音。木の燃える匂い。火の様子をじっと見つめる。じんわりと、焚き火から暖かさが伝わります。ヒトの進化の原型を見るのでしょうか。
夕方になったので、後片付けをしましたが、油などの処理も不要で、炭を捨てるだけ。バーベキューは、準備も片付けも結構面倒だけど、焚き火なら、ママ一人でもできますね。
今回使用したのは、これぐらいの大きさの焚き火台。
コンパクトでさらに手軽な一人用焚火台「ソロストーブ」
少し調べたら、一番小さい一人用の焚火台というのがありました。
径11cm弱というコンパクトながら、
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本当の焚き火ができます。
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筒状になっているので、効率よく熱を上部に集めることができますね。上にちょうど小さなコッヘルを乗せてお湯を沸かせるようになっています。
他の燃料を使わず、拾ってきた薪や小枝でお湯を沸かせる。非常に原始的だけど、そこが魅力的。
ただ、火をおこして、お芋を焼いて、コーヒー飲んだだけなのに、1日中楽しく、ゆったりした日を過ごせました。今回はお芋を焼きましたが、ただ火を起こすだけでも楽しいようです。串刺しのマシュマロなんか焼いても簡単で楽しそう。
長男が幼い頃は、小さい弟がいたため、一人で「外遊び」に連れていくのも限界があったので、ボーイスカウトに入隊していました。色々な体験をさせてもらえて、楽しかったのを覚えています。
焚火なら、ボーイスカウトに入らなくても(もちろん、ボーイスカウトは、野外活動だけが目的ではありません)、炭をおこしてバーベキューをしなくても、手軽に、アウトドアの体験をすることができますね。
豊かな休日って、身近なところにあるものです。