cozy-nest 小さく整う暮らし

男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

彼女の家にはアレもない。都心の好立地に住まう友人が私以上のミニマリストだった。


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夏休みを利用して帰省中、昔の友達に会いました。
彼女の家にお邪魔したら、自称ミニマリストの私よりものがない生活をしていてびっくりしました。
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私の中学からの気のおけない仲のよい友人。お互い、海外に住んだり、結婚したり、出産したりしても付かず離れずのよい関係が続いています。

彼女の仕事帰りにレストランで待ち合わせ。いつものようにパリッととスーツで決めてる彼女。久しぶりに会う友達、楽しいおしゃべりはつきません。レストランの会食の時間はあっという間に過ぎ、彼女が中学生の娘さんの塾のお迎えの時間に。もっと話したかったので、誘われるまま、塾帰りの娘さんと一緒に、家にお邪魔させていただくことになりました。



会社を経営する彼女は私と違い、ガッツリ働いています。主婦というより、キャリアウーマンという方が断然似合っている。でも、帰宅後すぐに娘さんの夕食を、パパッと手際よく用意する姿は主婦そのもの。


おしゃべりながら、彼女の家のキッチンを覗かせてもらいました。見事にスッキリしたキッチン。掃除もラクそう!(すぐにそういう目線で見てしまう私。。。)出しっぱなしのものがなく、三角コーナーも洗いカゴもありません。


もしかして、あれ?ガスコンロもない?!


彼女の家はとってもスッキリしていて、ものがありません。なんと、ガスコンロは持っておらず、料理するときやお湯を沸かすときには一口のIHクッキングヒーターを出して料理。IHヒーターはガス台の下の収納扉から出して、使い終わったらまた収納します。

彼女の、ものを持たない理由は、スッキリした空間が好きだから、とのこと。必要なもの以外はもたないし、目に入らないように収納されていました。ちなみに、食器の数は我が家の半分ぐらいでした。

幼ななじみが、付かず離れず、なぜずっと一緒にいられるのか、なんとなく合点がいきました。



こざっぱりしていて、コンパクトな彼女の家。2DKに賃貸で住んでいます。一部屋は娘さんの個室、一部屋はリビング兼寝室として使っています。場所は、渋谷区のとある高級住宅地。駅からもラクに徒歩で行ける距離で、他の複数の路線の駅へもアクセスできます。家賃を聞くと、なんと10万円前半。東京はとても不動産が高いので、好立地でその家賃は破格でしょう。それもこれも彼女が、余計なものを持たず、スッキリと暮らしているからです。普通、その広さ(おそらく45m2ほど?)で家族が住むには狭すぎます、もし普通にたくさん家にものがあったら。でも、彼女は不要なものを持たない主義なので、まったく狭さを感じませんでした。





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我が家の6畳のリビングと4畳半の寝室。狭いけど、狭くて困ったことはありません。人が感じる広さって、相対的なもので、面積と比例しないのです。むしろ、「空いている床面積」と比例するのかもしれません




広い家は、素敵です。もちろん、広い家でしかできないこともたくさんあります。(我が家でも、引っ越す前は家の中で子どもたちがドッチボールやキャッチボールをしていました)
とはいえ、狭い家も魅力的です。なにしろ、維持管理がラクなのです。



ものを所有するということは、その管理も同時に背負うことになります
そして、それが大きいものであればあるほど大変になります。家は、個人が所有するものの中で、最も大きいもの。


家が大きければ大きいほど、初期費用が高くなるのはもちろん、メンテをするにも大変です。買ったらおしまいではないのです

家をすでに買ったから、関係無い、なんてことはありません。
住み続けたら、よい住み心地のためにリフォームは必須です。そのリフォームの費用は、家や部屋の面積に比例して高くなるのです。

逆に考えれば、コンパクトな住まいにすれば、その分、その費用をよりよい立地や、よりグレードの高い内装を選ぶことも可能となります。大きな家を大変なおもいをして掃除する代わりに、その時間を好きなことに費やすこともできます。



不要なものを持たず、そのぶん、家をコンパクトにする。引越しするのはなかなか難しいことかもしれません。でも、もし「今の暮らしが大変すぎる」と思っているあなたは、最も大きいもの=「家」のもち方を見直せば、暮らしはラクになるかもしれません。



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