cozy-nest 小さく整う暮らし

男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

人生いつでも順風満帆というわけじゃない。


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老後ってどれぐらいお金がかかるんでしょう?
先行きが見えにくいご時世、不安になることはありませんか。

不安になるひとは多分大丈夫でしょう。だって、今から備えることもできるから。
私は大丈夫だろう、とおもうひとのほうが要注意なようです。


以前見た「下流老人」を特集したテレビ番組で、老齢になって家も取り上げられ、なんとか暮らしている人たち。彼らは、ギャンブルなどにお金をつぎ込んだわけではなく、普通の善良な人々。そして、一流企業に勤めていた方もいました。破綻の全てのケースが皆、家のローンが原因でした。


そして、先日、知人が自己破産をしていたことがわかりました。彼もまた、家のローンが原因でした。家を購入した後、転職先でおもうように収入を得ることができなかったようです。


結婚する時、子どもを持つ時、誰もが先行きを心配しすぎていたらきっと誰もが結婚も出産もできないと思います。ましてや、不幸なシナリオを前提に結婚をするひともいないはず。

でも、人生はいつでも順風満帆というわけじゃありません。近しい友人をみても、離婚組は多数いるし、忙しすぎて心の病気になった友人もいます。我が家は今の所どれもありませんが、この先はわかりません。そのためにも、大きな買い物=家を買う時には、営業マンの口車に乗せられて、分不相応なか大きな買い物をするのは要注意です。

私は、不動産会社に勤めていたことがありますが。営業はこれでもか!というぐらい最大限広くて豪華な家を勧めてきます。高い物件を売ったほうが会社の利益になったり、自分の成績になるから、とおもってそうする営業マンも中にはいるかもしれませんが、むしろ、収入が許すなら、彼らも広くて豪華な家のほうが良いから、という理由で、心からそうおもって売っているのです。わたしも当時はそう思っていました。

買う側にしても、日常で、百万千万単位の買い物をする人は少ないでしょうから、お金の感覚もにぶってくるんでしょう。せっかくだからあと200万出してもっと広い家とか、あと20万出してより良い設備を、というようになってしまいます。

どんなとき、なにが起こるかわかりません。

実は、我が家も先月、次男が怪我で再び松葉杖になり、学校と塾の送迎、そしていつもの三男のバスケの送迎で、朝も夜も分刻みの忙しさでした。でも、これも普段わたしがある程度時間にゆとりをもって暮らしているからできることかもしれません。わたしは忙しかったですが、とくに職場に迷惑をかけることもありませんでした。ただ、ブログの更新はかなり滞ってしまい、このブログを楽しみに見に来てくださる方にはご迷惑をおかけしています。ギプスが外れたら、リハビリもあるので、あとちょっと、不便な生活が続きそうです。。。


不測の事態を想定して、時間とお金はすこしゆとりを持ったほうが良いですね。そして、何より大切なのが健康な体です。健康体は一番の資本です。


先日、自己破産した友人。幸いにも、夫婦仲は相変わらずよく、二人とも健康で働けるそうです。またいちからやり直しかもしれませんが、まだまだ救いがある気がしました。大学生と高校生のお子さま達も奨学金で学校に通えています。お金がなくても、健康な体と、パートナーやコミュニティなどとの良好なつながりがあれば、なんとかなるもんだな、とも思います。

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本日、「時間とお金にゆとりができる「小さな家」」の発売日です。
小さい暮らしは、暮らしの変化に柔軟に対応できます。我が家も家族の人数が多いから機動力は弱いけど、それでも暮らしそのものはそれほど大きくないせいか、これから起こるべき暮らしの変化にたいしてはかなりポジティブに構えています。


もし本を書店で見かけたら、お手に取っていただけたら嬉しいです。
特に、新しく生活を始められるかた、いまから家を探しているかた、引っ越しのご予定があるかたのご参考になればと思います。