cozy-nest 小さく整う暮らし

男子3人を持つワーママ、尾崎友吏子がつづる、暮らしをダウンサイジングして、すっきり簡単に片付く、自然に優しいシンプルな生活。

おどけた顔して刺さる言葉「断捨離パンダのミニマムライフ」


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以前から気になっていた、おはぎさんの「断捨離パンダのミニマル・ライフ」を読みました。

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主役はパンダのおはぎちゃんと、おはぎちゃんの彼氏、アルパカさん。
ミニマリストが他の人と同居って、どうなの?
家族がいるミニマリストの私としては、とっても気になる本でした。



読みやすい紙面

右側が漫画。左側がテキスト。
右ページの漫画の解説が、左で文字になっている構成です。


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私は、どちらかというと、漫画や写真より文字から情報を入れやすいのですが、おはぎさんのパンダは抽象化されているので、感情移入しやすい。

そして、もちろん文をよむのも苦手な人にも、とっつきやすい内容です。


刺さった言葉をいくつか

漫画というとっつきやすい媒体。だけど、中身はとても核心をついていて、「うんうん」「そーなのよねー」と共感しながらすらすらと読み進めました。

とくに、私が共感したのが、こちら。




趣味の断捨離

パンダのおはぎちゃんも、以前は多趣味だったそう。いろいろやっていた趣味ですが、1年以内にしていな買った趣味の道具を断捨離しています。
代わりに、お金も時間も、現在の趣味に使えることになります。

多趣味な人って、ものが増えやすいですね。
私も多趣味で、好奇心旺盛で、そのくせ飽きっぽい。どれも中途半端でした。道具はあるから、「やっていない」ことが気になったり。スキー板をもっていたときには、「これがあるから元取らなきゃ」とおもって、子どもたちとスキーに行く計画までしていました。
それが、スキー板を手放した途端、スキーなんて全く行きたくなくなったから不思議です。
不要なものがあることで、本当にやりたいことが霞んで見えたりします。おはぎちゃんのように、不要なものを手放したら、私も、今に集中できるようになりました。
たくさんある=豊かとは、ちがうんですよね。




「減らすばかりがミニマリストでない」

ものはいろいろ減らしたけど、大好きなお茶の種類は増え、豊かな時間も増えたおはぎちゃん。減らすことによって、本当のもののありがたみがわかるようになります。「物を所有する本当の喜びに気づく」という言葉、刺さりましたよ。




「手帳レス、失敗しました」

スマホをフル活用することによって、手帳を断捨離したおはぎちゃん。でも、アナログ入力のスピードには勝てません。結局、手帳を再度使い始めたおはぎちゃん。
「手放してからわかることがたくさんある」「自分のちょうどよい持ち物を見極めるために試行錯誤」と書かれています。人の適量が自分の適量とも限りませんね。一度、なしでやってみる、というのは、シンプルな生活のために、なくてはならない発想だと思います。

ちなみに、わたしも手帳レスを試み、今はアナログ手帳使っています。
子どもにスマホを使っている姿をあまり見られたくないのと、仕事中にスマホいじっているのが良い態度として受け取れない人がいるからです。

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「オールインワンに失敗した話」

なんでも洗える石鹸でいろいろ洗ったら、髪も肌もガサガサ、ボサボサになって失敗した、という話が載っています。
これ、たぶんオリーブ石鹸のことじゃないかな?
ずっと合成シャンプー、洗顔料を使っている人が、いきなり石鹸にしたらこうなります。慣れるのに、数ヶ月かかるといわれています。私は、3年ほど「宇津木式スキンケア」をやっていて、何も塗らないスキンケアをすんなり受け入れられましたが、ずっとフルメイク、クレンジングをどっぷりやっていた人にとっては、最初はなかなか厳しく、初期に挫折するケースがおおいようです。

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おはぎさんの本にあるように、美容アイテムは、とくに個人の体質、ライフスタイルにもよるし、それまでどのような手入れをしてきたのかというのでだいぶ使い心地も違ってくると思います。



「楽しい思い出をコレクションしたい」

いわずもがな、「物より思い出」。楽しい思い出は日々の活力になります。
とくに、小さい頃の幸せな思い出は、生きる原動力になります。凹んだ時、落ち込んだ時、支えてくれるのは、幼い頃の「幸せ感」だとおもいます。別に、どこかに行ったりする必要なんて全くない。日々、小さい子どもと楽しく暮らすことが大切だと今はおもいます。



私が一番共感したおはぎちゃん

「病気にでもなって入院したい」


物をたくさん持っていた時のパンダちゃんのセリフ。
家はぐちゃぐちゃ、仕事が楽しくない、仕事と家事が両立できない、夫の無関心。辛いおはぎちゃんは布団の中で「何もかもいやになってきた」「何もしたくない」「病気にでもなって入院したいなぁ」と泣きます。

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これ、私がやることが多すぎて、考えていたことと同じでした。
「いっそ倒れて入院でもしたい」
もちろん、倒れて入院したら、大変ですよね。でも、忙しすぎる日々をすごしていたときには、ふとこんなことをよく考えていました。とくに休みの日の朝は、すこし鬱状態でした。おはぎちゃんは辛すぎて寝れないらしかったけど、私は辛すぎてなかなか起きられませんでした。

「休みの日なのに私だけ家事」「今日ぐらい休みたい」

生活がシンプルになって、やりたいことに集中できるようになったら、いつのまにかこうした後ろ向きの考えが頭に浮かばなくなりました。


ミニマムな生活になると、やりたいことがわかる。自由になれる。3人子どもがいて、働いている私も、そう実感できます。

ブログを通して、「ミニマムな生活最高」言っているのは、それによって暮らしが向上したのを、まだもがいている人たちにその方法を知ってほしいからなのかもしれません。


断捨離初心者も、そして、すでにシンプルな生活になった人の読み物としてもおすすめです。


シンプルな暮らしの参考になるブログテーマはこちら。

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